2人育児、ときどき時事ネタ、ときどき絵本

5歳差で女の子と男の子を育てる日記と時事ネタまとめです。

【感想】TBSドラマ「陸王」初回

これまで池井戸ドラマを見る余裕がありませんでした。

だって日曜9時って。平日忙しいお父さんも家にいてるし、子どもら寝る時間やし。

前にちょっと見た「半沢」さんも説明が長くて「分かりにく」と敬遠していました。

 

今クールは育休中で家にいる時間も長いので、ちょっとドラマをたくさん見てみようと思い、録画してみました。「陸王」も。

 

面白いって言われるの分かる気がする。

①主要人物以外のキャラクター設定が分かりやすい

②日曜9時に必要な「明日から頑張ろう要素」

③「結局は上手くいくんでしょう?」的な安心感

 

この3つは重要ですね。

①小薮最高。顔からして悪人顔。

テレビドラマもいろいろ複雑にしたり、突飛なものにしたりしないと視聴率が取れなくなっているのかもしれませんが、このドラマは逆ですごく分かりやすい構図です。役所さん中心としたこはぜ屋の人たちの心理描写は丁寧に描く一方で、アトランティス社とか、埼玉中央銀行とかはもうシンプルにしている。

小薮が芸人てことに批判もあるようですが、そもそも新喜劇も「劇」ですからね。

顔だけで、悪人演じられるなんて、適任やと思うんですが。一人いるだけで悪い集団度が増すし。

 

②最後は主人公かっこいい、かつ頑張るっていいよね感。

努力しても必ず上手くいくというわけではないけど、努力してたらきっと上手くいく、そう思わないと明日から頑張れないよね、というメッセージは「明日から仕事いややな〜」なんて思う人に響く可能性が高いでしょう。特に今回の舞台は日本企業の大半がそうである中小企業。昔からの社業を大事に、技術を引き継ぐ、なんていうのは共感できるビジネスマンが多いのではないでしょうか。

私も実家が町工場なので、父親役所広司を重ね合わせてみたり、なんて。実際は全然違うけどね。

 

③原作もあるしね、的な。池井戸さんやしね、的な。

原作が先に世の中にでているものが多くなってしまっているドラマですが、見てなくても何となくネットで調べられたり、池井戸さんのこれまでの傾向だったりでラストの大団円は予想がついてしまいます。

でも、それがまた安心なんでしょうね。だって日曜に働く人が不幸になったら次の日仕事行きたくないし。

 

初回は、「陸王」の開発経緯をまとめながら、竹内君のけがで盛り上がりを作り2時間あきさせない構成でした。

再来週が楽しみだなあ。